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猿の惑星 聖戦記 ネタバレ感想とラストの考察

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今回は10月13日から公開されている猿の惑星:聖戦記(グレートウォー)の感想(ネタバレ注意)やラストの考察をご紹介します。

ついに3部作最後の映画となった猿の惑星:聖戦記。

シリーズを通して見てきた人は楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。

猿の惑星:聖戦記がどんな映画なのか、前もって知っておきたい、見てきたいけど気になるところがあるという方におススメの特集です。

 

ナビゲーター:本郷七音斗さん
 
 
     ◆ 目次 ◆

  • 猿の惑星 聖戦記 ネタバレ感想
  •  

  • 猿の惑星 聖戦記 ラストの感想
  •  

  • 猿の惑星 聖戦記 考察は?
 
 
 
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猿の惑星 聖戦記 ネタバレ感想

 

見どころ

まるで本物の猿が演技をしているかのような撮影手法。

タイトルからアクションの印象を受けるかもしれませんが、哲学・道徳的要素が強いです。

シーザーの感情や苦悩、その後の決断は、人間以上に人間味を感じる。

 

主要人物

◆シーザー

エイプ(猿)のリーダーで、本作品の主人公。

前作で同じエイプのコバを粛正したことを思い悩んでいる。

 

◆モーリス

シーザーの良き理解者であり、優しさと冷静さを兼ね備えるオラウータン。

途中、しゃべれない少女を見捨ててはいけないとシーザーを説得し、連れて行くことになる。

 

◆大佐

猿インフルエンザの影響から人類を守るためと思い込み、非情な行動を取る人間。

その残酷さから同じ人間からも恐れられている。

 

ストーリーの概要と感想

※注意!
ここからネタバレ要素が強くなります。

 

ストーリー全体を見て見ると、今回の猿の惑星・聖戦記では、特にシーザーの内面を深く描かれているように感じます。

特に人や猿の弱い心理が描かれる場面が多いのが特徴でした。

聖戦記というワードから、壮大なアクションシーンを想像した方もいるかもしれませんが、本作品では別の意味で使われています。

それでは、ストーリーの各場面ごとに感想を紹介していきます。

 

アジトでの攻防

前作から2年後が今回の舞台となります。

エイプのリーダーとして、人間からの攻撃を退けながらも安住の地を求めるシーザー。

息子が新しい地を発見し、近いうちに旅立とうとしていた時、突然「大佐」が率いる部隊がエイプ達を攻撃し、シーザーの家族を失います。

新しい地へ向かうエイプから離れ、大佐への復讐を決意したシーザーは3人の仲間を連れ旅立ちます。

 

序盤からストーリーが大きく動くのですが、シーザーが求める人間との共存と、家族を失った憎しみの葛藤は複雑です。

 

少女との出会いと変化

旅だったシーザー達は、途中で声を出せない少女と出会います。

放ってはおけないというモーリスに説得され、仕方がなく少女を同行させます。

また、別の場所では言葉をしゃべるエイプ・バッドエイプと出会い、大佐が現れると予想される収容施設へ向かいます。

 

少女はしゃべることはできませんが、エイプ達は心を開いていくシーンはいいですね。

 

収容施設

収容施設に到着し、シーザーが見たものは新しい地へ旅立ったはずの仲間たちが捕まっている光景でした。

不意をつかれシーザーも大佐の部隊に捕まります。

 

この収容施設でのシーンが、本作品の中核になっていると僕は思っています。

ここで猿インフルエンザに感染した人間はしゃべれなくなることが判明します。

 

大佐の人物像が少しずつ明らかになってきますが、言葉を話せなくなるという症状から人類文明の崩壊と直結して考えてしまう点には、疑問が浮かびました。

 

脱出計画

大佐の非情な行動は、人間の他の部隊からも敵視され、収容施設が攻撃を受けることを知ります。

シーザーは外にいるモーリス達と連絡を取り合い、脱出を図ります。

 

ここまでのストーリーはかなり暗く重いのですが、バッドエイプのおちゃめなキャラがバランスを取っています。

バッドエイプはストーリーとしては、あまり活躍するシーンはないのですが、その存在があるからこそ、重くなり気味のストーリーにホッとする瞬間を与えてくれていました。

 

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猿の惑星 聖戦記 ラストの感想

 

猿の惑星:聖戦記のラストでは、エイプ達は収容施設からの脱出に成功しますが、シーザーは大佐への復讐心が収まらず、単身指令室へ向かいます。

ですが、そこには猿インフルエンザに感染してしゃべれなくなった大佐がいました。

復讐を果たそうとしますが、シーザーは涙を浮かべて何もせず、その場を後にします。

 

その時、逃げ出したエイプ達が襲われていることに気づき、後方の燃料タンクを爆発させ脱出。

シーザー達は新しい地へ向かうことになります。

 

ラストでシーザーは、燃料タンクを爆発させようとしたときに受けた傷が原因でなくなりますが、この傷を付けたのは序盤でシーザーが見逃がした人間で、しかもその場を助けたのは、エイプを裏切り人間側に付いていたレッドでした。

とても皮肉めいた終わり方でしたが、ここに作品のメッセージが込められているように感じます。

 

猿の惑星 聖戦記 考察は?

 

ノバとコーネリアの存在

猿の惑星が好きな方なら、すぐに気になったのが、ノバとコーネリアの存在ではないでしょうか。

この名前は、1968年に映画化された猿の惑星シリーズの重要な登場人物ではあるのですが、関連性があるのかどうかが気になるところですね。

 

ですが、第1作では完全に人間文明は崩壊していて、猿達はその成り行きを知りません。

人間文明が滅んでかなりの年月が経っていることが明かされていますので、名前だけの一致と考えています。

 

聖戦記とはなんなのか?

大佐が猿インフルエンザによる人類文明を崩壊を防ぐことを聖戦という表現を使っていますが、タイトルとなるほどのインパクトはありません。

では、聖戦記とは何を指しているのかと考えてみました。

 

僕個人の考察ですが、これはシーザーの心の中にある理想と憎しみの感情が戦う様子を描いていたのではと考えています。

シリーズを通して成長を続け、仲間を安住の地へ導いたシーザーですが、完全無欠の存在ではなかったと思います。

特に今作品ではシーザーの内面に重点を置いて描かれていたように感じました。


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評価

シーザーを主役とした新しい猿の惑星の終わり方としては、綺麗な終わり方だったと思います。

猿の惑星:聖戦記は、さまざまな見方があると思います。

猿と人との闘いは、それぞれが生存のためのものであり、理想の中に垣間見る憎悪などは心が一辺倒ではなく、複雑なものであることを投げかけているように感じます。

自分自身と向き合うように見てしまう映画は哲学的と感じました。

 

同時に圧倒的な映像表現力は良かったですね。

浮いたようなCGが入ってしまうと、この映画の良さが消えてしまっていたと思います。

深く濃い映画だからこそ、よりリアルに仕上げる技術が光ったと思います。

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